【取説通りにゃ作りません】

どっかしら改造します。

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61式戦車

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電撃ホビーマガジン2009年2月25日売り号にて作例を担当しました。
例によって納品時に編集部にてスナップ撮影した画像です。
詳しくは本誌をご覧いただけると幸いです。
今回ページの都合上解説文が少なかったので、こちらにて詳しく補足します。

■戦車の製作
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特別な改造は行っていません。組み立てるだけで大きく(本当に大きい)迫力のある戦車が完成します。
オデッサ作戦時の設定なので迷彩パターンはビッグトレーを参考にしました。
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バケットに積んだ荷物はタミヤのアメリカ現用歩兵アクセサリーパーツセットから。
ボンベをつや有りの赤に塗ったり、オレンジ塗料を染み込ませたティシュペーパーで幌を作って色のアクセントとしました。
フィギュアはキット付属のものをポーズ変更して使用しています。

■ジオラマのレイアウト
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戦車を地面にベタっと置いただけの平面的なジオラマではなく、できるだけ立体的なレイアウトを意識しました。
①高さのあるジオラマ全体の中心に主役である戦車を配置したい。
②足場の危うさを出したい。
③戦闘の傷跡を表現したい。
などのキーワードを満たすものとして「崩れかけた高架橋」と「今にも倒壊しそうなビル」を組み合わせることに決定。
それぞれを傾斜させ、安定した平面と垂直面を作らないことで緊張感を付加していきます。
少々現実離れしてきた感がありますがそこはそれ。SF戦車の持つ懐の広さを大いに利用させてもらおうと開き直り、調子に乗ってベースを水にしてしまいました。
最終的にアニメ的な構図になりましたが、それぞれのストラクチャーをリアルに作ることで現実にある風景と錯覚してもらえるかもしれないと思い製作に入りました。

■コンクリート系ストラクチャーの製作
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ほぼ全てスチレンボードによる工作です。スチレンボードは加工が容易で軽く、入手性も抜群な万能素材ですね。
簡単な図面を引いて、各パーツをカッターでサクサク切り出し、手芸用ホットボンドを接着剤にしてどんどん箱組みしていきます。
カタチになったところでカッターで切りつけたり指や爪でバリバリむしり取ったりしてダメージを表現しました。この作業は本当に楽しいのでやりすぎに注意です。(私だけ?)
破壊活動によりたっぷりストレスを発散したところで表面にモデリングペーストを筆で叩くように塗ってゴツゴツとしたテクスチャーを施していきます。また塗料によるスチロールへの侵食を防ぐ目的もあります。

■鉄骨系ストラクチャーの製作
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こちらもスチレンボード製です。1~2mm厚のボードを細切りにして使っています。
厚さ的にプラ板でも良いのですが、捻ったり曲げたりちぎったりしてダメージ表現をするにはスチレンボードが最適でしょう。
ここでは両面に紙が貼られたボードがオススメです。紙を薄く破くとサビで浮いた塗料の表現を容易に行えます。
パイプ類は中空プラパイプをライターで炙ってランダムに折り曲げて作っています。

■水面の製作
表面に凸凹が施されたアクリル板を使用しています。お風呂場のすりガラス的と言えばイメージしやすいでしょうか。
着色は裏面からクリアブルー+少量のクリアイエローをランダムに吹き付け、その後マホガニーを吹き水深の深さを演出。
さざ波はヘビージェルメディウムを使用。波頭はラッカーの白でドライブラシしています。

■その他小物の製作
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せっかくなので歴代ハードグラフシリーズに登場していただきました。ザク頭やガンダム腕があると「これぞ宇宙世紀」という感じが出てきますね。
こちらも下地はモデリングペーストを使用しました。最初食い付きが心配でしたが意外なほど定着力が強くスチロール樹脂との相性は良いようです。これまで溶きパテをコツコツと塗り重ねてきましたがモデリングペーストだと一発で完了。大いに時間短縮できます。
ただし乾燥後のペースト自身の強度は弱く、盛り上げたところが欠けやすいので塗装した後は丁寧に扱いましょう。
大きな瓦礫はコンクリート系ストラクチャー同様ちぎったスチレンボード製。細かい瓦礫はアクリル絵の具を混ぜた壁補修材を砕いて作り、木工ボンドやマットメディウムで固定しています。
ネットは薬局で買ったガーゼに塗料を染み込ませただけの簡単工作。硬い瓦礫のジオラマに柔らかい物をいくつか配置することでアクセントになります。

以上解説でした。
アニメ的構図をいかに現実的に見せるかをテーマに製作させていただきましたが目論見どおりの効果が出ているでしょうか?

前作ザクキャノンジオラマの反省点をいろいろ盛り込んで、ハッタリの利いた作例になったと思います。
久々にステップアップを実感でき、満足しています。
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テーマ:模型・プラモデル・フィギュア製作日記 - ジャンル:趣味・実用

コメント

更新キター!
2色の迷彩が陸上自衛隊迷彩っぽくもありますね。

お待たせしました(笑)

久しぶりの作例だったので、このブログの更新も久しぶりです。
迷彩は最初グレーの都市迷彩(?)にしようとしてました。あぶなくホビージャパンの作例とかぶるところでした。。。

お久しぶりです、トライアングルのS.Rodです。
 
雑誌見て「あ、とりをさんだ!」と、
すぐにわかりました(^^)
水面、鉄骨、建物と、見所満載でまたまた刺激を受けてしまいました!

高さのあるジオラマって凄く好きなんです。
また、地面を傾けたことにより、それだけで動きとストーリー性を格段にアップさせることができるんですね。
とても勉強になりました。

また素晴らしい作例楽しみにしてます!

ありがとうございます

こちらこそお久しぶりです。

>「あ、とりをさんだ!」
これは嬉しいです。「上手ですね」と褒められるよりよっぽど。
自分の色が徐々に出始めている証拠かなと。

戦車のジオラマを面白く見せるのって、高くするか傾けるのが一番手っ取り早いだろうと思ってまして、そのどっちも採用したらいい感じになったんです(笑)

これまたすごい作品ですね!
僕も今ジオラマ作ろうとしてるんですが
構図に悩んでいたのでいい刺激になりました。

と言っても、これまたとりをさんの影響受けまくりのものなんですけどね(;´▽`A``

アートショッカーショー、ちょうどそちらに遊びに行くので
「やったー」って思ったら、
行く1週間前に終わるんですね・・・残念です。

そういえばこれら、とりをさんの作品ってどこかで見ることができるのですか?

ジオラマは良いですよ~
本体より力が入っちゃいます。(当然か?)
完成したらぜひ拝見したいですね。がんばってください。

電撃の私の作品はほとんど手元に帰ってきています。秋葉原のスーパーモデラーズが閉店されて飾るところが無くなったのです。
現在ザクキャノンのジオラマだけアソビットの模型コーナー(だったかな)に展示してあるようですが私は未確認です。。。。

今回の61ジオラマは特にデカいので、展示ショーケースに収まらないとのことで、撮影後すぐに帰ってきました。今は我が家の物置に保管してあります。
いつか個展みたいなことができたらと思ってますが、題材が版権物ばかりなので実現できるかわからないのが現状です。
模型イベントに持ち込むとか、そういうのが現実的かな。

又见大师傅作列`~!
在下ZAKU铁FANS.水中ZAKU头绚丽,夺目`!
绝对支持~!!

谢谢!!
对你的评语我感到高兴。
今后努力!!

ありがとうございます~!!ほんとうに..(/_;) 

とりをさんの作品色は真実で一致します.
見上げます写真のように真実です.
情景模型画面全体の色調はどのようにとらえますか?
ありがとうございます!

全ての造形物は色調を合わせるために同じ色で下塗りします。
今回の場合は濃茶色(マホガニー)で統一しています。そしてその上から各色をスプレーしていきます。
また、仕上げの汚し塗装も同じ色でウォッシングします。
それだけでも色調は合いやすくなり、統一感が出ると私は考えています。
もちろんアクセントカラーなどは、別の方法で塗ります。

なるほど~!
对你您的ナレーションありがとうございます.

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